【就職に効く(かも)】カド裏のトポロジを綺麗に!エッジループを最適な面貼りに修正しよう【椅子モデリング】
フフフ…何度見返しても良いわこの椅子…
えれぇ自信だな!そんなにウットリしてんならワイヤーフレームでジロジロ見ても破綻なんてねえんだろうな!?
もちろん!特に今回勉強になったのは「脚の曲がっているところ」よ!
なんだよ、これくらいできてて当然じゃねえか!
それなら自分のも見せてみなさいよ
ゆるやかだけど妙なへこみがあるわよね?それに四角ポリゴンだってだらしない並びしてるわ
な、なんだよ!へこみは直すとしてもこれくらいのポリゴンの並びで問題あるってのかよ!
綺麗なトポロジを再現できない人はクリエイター失格よ!会社で雇われる場合は特にね!
雑多な部屋の中の1オブジェクトならともかく、これがアニメーションするオブジェクトの一部だったらメッシュ変形が汚くなるわよ
くっそぅ…それならどうやって直せばいいのか教えてくれよ…Blender Guru先生よぉ…
そ、そうね!Blender Guru先生のチュートリアルで学んだことをここにまとめるわね
1.エッジループの追加
椅子のモデリングでは、立体にサブディビジョンサーフェスをかけ、適宜エッジループを入れて角の曲がり具合を調節してきました。
この状態では水平方向にもエッジループが欲しいですね。
おお、やったぜ!へこみが緩和されたぜ!もうこれで解決だろ!?
いいえ、まだ甘いわ!ズームしてよーく見てみましょ
ちっ…まだ四角ポリゴンの流れがだらしないってことかよ!エッジループは入れたんだし、この後どうするんだよ?
2.最適な面貼りの状態を確認
実は正解を見せるとね…この面の流れが理想なのよ!
なにっ…!額縁のスミみたいな面の貼り方だな 確かにこれだと四角ポリゴンがえれぇ滑らかだぜ
ふふふ、そうでしょ?さっきのエッジループを入れた状態からこの状態まで持っていきたいのよ
赤い線の状態がゴール、青い点線が不要な部分です。そのためには「エッジのスライド」と「頂点のマージ」が必要です。
3.辺のスライド
この部分を選択し、GG(Gの2回連続押し)で上にスライドします。
自動マージがONになっていれば、これで近接した各頂点は1つになりました!
X,Y,Zの右横のボタンを押すと自動マージが有効になります。
オプションを開くと、「自動マージ」にチェックが入っているのがわかります。
こちらの辺もGG(Gの2回連続押し)で左にスライドします。
近接した各頂点がマージされました!
これで理想の状態になりました。四角ポリゴンの流れが自然で綺麗ですね。
ちょっとしたひと手間で綺麗になるんなら気をつけてみるかー