NFTをはじめるまで体験談1
ついに筆者も今流行りのNFTデビューしました!といってもまだ1作品しかあげてませんが…。
流行に周回遅れで乗るタイプの私が、よくこのタイミングで飛び乗ったものです。
記憶に新しいと思いますが、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)の熱は去年2021年が最高潮だったみたいですね。2022年4月現在は少しだけ落ち着いている感じでしょうか。
とはいえまだまだこれから成長する市場である、と言われていますので、もう少ししたらまた「NFT!NFT!」の大喝采が聞けるようになるかもしれません。
現状ではNFTについていぶかしがっている人、お金儲けのチャーンスと目をギラギラさせている人、結局何の価値があるの?と理解に苦しんでいる人、恐る恐る飛び込んでみようかと機をうかがっている人、さまざまいらっしゃると思います。
しかも、NFTを始めるのに何が必要なのか、どれくらいの手間がかかるのか、どれくらいの収益が見込めるのか、どういう手順を踏むのか、と具体的な情報が欲しいという人もきっと多いことでしょう。
とはいえこのブログではNFTの基本概念、ナントカチェーンとカントカチェーンの違い、ガス代って何?というような具体的な情報を紹介するわけではありません。
それらは他のサイトにお任せするとして、いち個人がNFTをどのように理解し、何をどう準備し、それにどれくらいの労力がかかったかの体験と所感をここではご紹介しようと思います。
ネットには専門的な情報ばかりで敷居が高ぇよ~!NFT難しそうなんだよ~!
という人に気軽に読んでいただいて、
あっやっぱそこでつまずくのね…
ああそういう理解で進めたのね…
というような気づきを得ていただいて、NFTの門をくぐる一助となれれば幸いです。
目次
1.NFTとの出会いとそこで抱いた「?」
私がNFTという単語を聞いたのは、確か青汁王子さんの動画が初めてでした。
NFT…?なにそれ?
となったわけです。
そこからいろいろ検索をかけたのですが、明確な定義を知る前に、数百万円でデジタルデータを売ったクリエイターさんの記事を見てしまったのです。
3Dデータだったと思うのですが、いかにもクールで美麗に作られていて、その外見から「よっぽど手の込んだ技巧かなんかを仕込んだ作品ってことなのかな」と思ったのですがそうではなく。
「この作品のデータは世界にただこれ1つ、これのみです」と唯一無二性が保証された存在。
「え…?それだけ…?」と拍子抜けしました。
唯一無二であることにそんな価値があるのか?と最初はピンときませんでした。
このjpeg画像は本物じゃないよ!本物は〇〇国の大富豪が持ってるよ!
と言われても、その画像に写っているイメージを眺めるだけでいい人ならそれで用が足りるじゃない?
そこにそんな価値がつくの?とずっと腑に落ちませんでした。
でもレオナルドダヴィンチの絵だってゴッホの絵だって、贋作はいくらでもあるのに本物だけは価値が破格。
そりゃアナログなコピーとデジタルなコピーは違うだろ
とは思うものの、「じゃあなぜアナログの本物は価値が高い?」と言われれば、
そりゃ「レオナルドダヴィンチその人が筆を持って実際にこのキャンバスの上に描いたんだ」という事実が信じられていれば、
その価値に大金を払いたい人が出てくるわけですよね。
となれば現代のデジタルデータならば、「著名なペインター□□氏が、実際に彼のPCで書き出されて名前をつけられたJPEGデータなんだ」という事実に神聖さを感じてその価値の値上がりを予感する人も出てくるということかも…。
そう思い直すことができて、NFTというものの真髄に少し歩み寄れた気がしました。
それにこんなニュースが…!
<a href=”https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/23/news059.html“>TwitterのドーシーCEOの初ツイートNFT、3億円超で落札 全額寄付</a>
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/23/news059.html
twitter創設者の最初のツイートが数億円で売れた、というニュースを聞いて腑に落ちました。「あの当時の世界を席巻したtwitterというサービスの創始者の最初のツイートだぞ!正真正銘本物だぞ!」と言われれば神聖さが出てくる気がします。
「あの松尾芭蕉の最初の一句が書かれた札だぞ!」の現代版みたいなものかもしれませんね。
また、既に偉人とされている人にまつわるデジタルデータでなくとも、
この人は成長するかもしれないわね!
今こんな活動をしているの!?将来大物になるかもしれないわね!
というストーリー性を感じられる場合にも対価がつけられるようですね。
とある小学生の男の子の夏休みの自由研究が380万円で売れた、というのも、「この子は面白い絵を描くな!将来はもしかして…」と心を打たれた人がいたからということなのかもしれませんね。
2.NFTはなぜ仮想通貨で取り扱うの?という疑問
「ほう…NFTの本質はわかった気がする ところでどうやって取引されてるん?」
と次の段階の情報収集に入りました。どうやら仮想通貨でNFTは取引されているということがわかって、次の疑問が生まれました。
なんで仮想通貨で取り扱ってるん?普通の通貨じゃダメなん?
私のこの疑問にズバッと答えてくれるサイトは、私が見あさった限りでは見つかりませんでした。
では仮想通貨の本質を理解したらNFTとのつながりが見えるかもしれない、と仮想通貨についてgoogleさんに聞きまくり。
「中央でふんぞり返って統括している管理システムの存在しないのが仮想通貨か、なるほど…」
確かに、世界的に公平な取引をするなら国にとらわれない・中央銀行の存在しない仮想通貨というシステムがNFTというデジタルデータ取引にうってつけということかもな。
それに改ざんが極めて難しくて、分散型台帳でやってるから「寸分の狂いもなく本物のデータです」ってことを保証するなら「正確な取引記録のある仮想通貨」がいいってことだとも理解しました。
もし中央銀行が「所有者情報書き換えちゃえ~」「取引時期と金額も変えちゃえ~」とよろしくない行為をする可能性がぬぐえない流通システムだったら、NFTの真髄である「唯一無二性」が損なわれてしまいますからね。
3.デジタルデータをNFTにするってどうやるの?という疑問
これも拍子抜けしました。openseaなどの「NFT売り場」サイトの特定のページにドラッグ&ドロップするだけ。
「ブロックチェーンが世界を変える!!」なんて仰々しく騒がれていたので、「いったいどんな煩雑な手順があるんだ…」とゴクリしていましたがわずか1動作でした。
それもそうか、ユーザーのオペレーションが膨大になっていたら流行るものも流行りませんよね(苦笑)
唯一無二性を担保する分散型台帳システム自体は既にしっかりと作られていて、そこへのエントリーは非常に容易であるから安心してね♪ということみたいです。
4.仮想通貨やNFTの危険性について触れておかなくては…
「唯一無二の作品ということに価値を見出されて売買が成立するというNFT市場、つかんできたぜっ!」とは思いましたが、「危険性はないのか?」とふと気になりました。
青汁王子さんがいつぞやの動画で「NFTは今のところ投資より投機目的」と仰っていたのを聞きました。
つまり
NFTブームがいつまで続くかわからん!もしかしたらすぐ終わるかもしれん!今のうちに値上がりしそうなNFTを買いあさって短期的な転売で儲けてやるぜ!
という人の格好の餌食にされている可能性があるということかも、と理解しました。
※青汁王子さんの意図とは違う可能性があります。あくまでも「筆者の理解、捉え方」です。
それに伝え聞いた話によると、「仮想通貨に元本保証はありませんし、その価格には根拠もありません」という非常に怜悧な真実が横たわっているそうじゃないですか…!
そう言われると少し躊躇してしまいそうな気がします。
NFTを取り扱う仮想通貨はイーサリアムですが、ビットコインで数百万円を売り抜けた人の話を聞くと、「わずか1年足らずで何百万円も上昇していくのを見た。これはバブルがはじける!と怖くなって売ってしまった」とのこと。他に例を見ないスピードで価値が上がっていく様相を見るのは落ち着かなかったでしょうね。
「2021年の終わりにはビットコインは1000万円を超える!」と予言されるほど高騰していましたが、実際はそうでもなかったり。
数百万円単位の上げ下げが数か月単位で起こる、とてつもない世界…
しかしこれは素人考えですが、投資家ならともかく、出品者としてのクリエイターの立場であったらそこまで恐怖することもないのかな、と思います。
ただ淡々とアート作品を出品し、そこそこ儲けたらコツコツと日本円にする(間違えた手順で売り上げが消失しないように気を付けて)ということを護ればそれほど壊滅的な痛手はおわないのかな、と思いました。
「よし、自分もNFTをやってみるか…」
そして筆者は仮想通貨の口座を開設する準備へと取り掛かるのでした。
今回の記事はここまで!